MMパートナーズの松下卓蔵です。
久しぶりのブログ更新になります。
今冬の寒さは厳しく、特に鳥取県では1月、2月と立て続けに大雪に見舞われています。
今年は、1月23日から24日にかけて智頭町の国道373号線で大型車がすれ違うことができず200台以上が立ち往生、そして先週の11日には鳥取市の国道9号線と山陰道の間で250台が15キロにわたり立ち往生、JR山陰本線の青谷駅では22時間にわたり普通列車が立ち往生という事態まで発生いたしました。
昨年は夏に台風の上陸の都度被害を受けたのが台風に縁の少ない北海道。農作物や交通網にも大きな被害をもたらしました。
こうした、自然災害のなかで気になるには「復旧に向けてのインフラ体制」への不安です。
除雪についていえば、除雪を行う作業員の不足、特に経験の豊富な社員の高齢化は深刻です。
特に地方の建設会社は公共工事の減少と作業員の高齢化により若い後継者が入ってきていないのが実情です。特に人口減少の著しい地方ではより深刻な状況に陥っています。
今年になり、国をあげてAI(人工知能)やIOTなど次世代に向けての取組みを活発化させようという動きが出てきています。多くの中小企業にはまだこれからと思いますが、まず企業経営者がやらなくてはならないのは、
「次世代に向けた企業体質の強化」
といえます。特に多くの中小企業にとって必要なのは、
「利益を上げ続ける仕組み作り」
「地元を中心とする若手人材の確保」
「先を見すえた戦略作り」
と考えます。先日、私の顧問先で幹部会議に参加した際、
「自社が収益を上げている商品・サービス」
「自社が機会損失している要因」
を再度分析することで
「価格競争に陥らない付加価値のある商品・サービスの仕組み作り」
について議論していました。その中で大切なのは、
「まずはやってみる」「やってみる中で改良する」
ことでした。AIについてはまだわからない、ただ出てくるのを待つのではなく、「今できることをやる」ことではないでしょうか。
今回起きている自然災害についてでいえば、「立ち往生」に陥る原因と対策かと思います。
除雪業者の経営者がこのようにおっしゃっていました。
「立ち往生が起きるのは除雪の際、道路の隅まで除雪をしない業者がいるから。2車線分きちんとすればすれ違えるから大丈夫。」
わずかなことですが、「小さな気づき」から「大きな付加価値」を見つけてもらえるよう、基盤整備を含めてお手伝いをしてまいりたいと思います。
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